【ジャパンC1週前】ドウデュースまたまたケタ違いの脚を披露

公開日:2024年11月13日 14:00 更新日:2024年11月13日 14:00

 大注目のドウデュースは天皇賞・秋の制覇から3日後の水曜には早速、馬場入りを開始。6日には坂路4F54秒2を消化した。そして火曜にはCウッドで4F57秒4。これはキャンターで乗られたが、引っ掛かるわけではなく、一完歩のパワー、推進力が違って、自然と時計になった形だった。

 そしてけさは角馬場から主戦の武豊がまたがってCウッドで3頭併せの最後方から。道中はスムーズな追走で、3F過ぎには並びかける勢い。直線は鞍上が合図を送るまでもなく、自然とピッチを上げて圧巻のラスト1F10秒9! 全体時計は6F80秒9―35秒7。

 これでも手綱から伝わるリアクションを確かめるように手が動いている程度。来週へ向けて上々のリハーサルだ。

 武豊は「〝元気が良すぎるからしっかりやってほしい〟との指示。あれだけのレースをしてダメージがないんですから、凄いですよ。変な馬ですね(笑)。きょうの動きも凄かった。馬場が荒れている時間でもあれだけの時計。順調で何よりです」と満点ジャッジだ。

 愛チャンピオンS③着、凱旋門賞⑫着と海外2戦を戦ってきたシンエンペラーは帰国検疫を経て6日に栗東へ。9日にはCウッドで6F82秒6、1F 11秒0をマーク。すぐにこれだけの時計が出せたのも体調面のケアがしっかりできている証拠だろう。

 今週は坂井が騎乗してCウッドへ。前2頭を見ながらうなるような手応え。直線は残り1F標過ぎまで追い出しを待って一気にはじけてラスト1F11秒0、全体時計は6F81秒2―37秒1だった。吉田助手は「朝イチからCウッドは時計がかかっている感じでどうかと思ったけど、いい時計が出ましたね。今回は放牧明けの中でもいい状態でこれていますよ」と満足気。馬体の張り、毛ヅヤもピカピカ、非常にデキの良さがも目立つ。

 京都大賞典⑦着のプラダリアはCウッドで6F83秒1―37秒6、1F11秒7。直線を待って外から並びかけ、ゴールまで馬体を併せてびっしりと追われた。負荷をかけた攻め内容に馬も応えた印象で、前走を使って上昇気配だ。

 秋華賞を勝って臨むチェルヴィニアは放牧を挟んで今月7日に帰厩。1週前は木村厩舎流の長めの追い切り。先行する形でウッドでマイルから111秒0、6F79秒8、5F65秒7─38秒1と速めのラップを刻みつつ、直線は馬体を併せる形に。1F11秒7で馬なりのまま併入した。

 これだけ負荷をかけても最後まで脚色が衰えるところがなかったあたり、〝さすが〟の動き。馬体も気になる点はなく、順調に来ている。

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