【ジャパンC】昨年の③着馬スターズオンアース反撃態勢
公開日:2024年11月21日 14:00 更新日:2024年11月21日 14:00
東京二千四百はベスト舞台
実績、ポテンシャルならスターズオンアースも負けていない。
3歳時には桜花賞、オークスの2冠を制した。古馬になっても大阪杯②着、ジャパンC③着、有馬記念②着。その活躍ぶりは牝馬という枠を超えている。
5歳で初の海外遠征。ドバイシーマクラシックは騎乗予定だったルメールが落馬し、急きょの乗り替わり。世界的名手デットーリが手綱を取ったとはいえ、「コーナーから外に張って」(高柳瑞師)⑧着に敗れた。
「もともと右にもたれるところがあるけど、無理をしなかった感じ。状態は良かったですけどね」と振り返る。
その後はじっくり時間をかけて立て直し。国内最大級のレースに照準を合わせて10月23日に帰厩した。
いつも通り、坂路で下地をつくってウッドへ。先週は桜花賞以来のコンビ復活となる川田を背に6F81秒3―36秒6、1F11秒3をマーク。3頭併せで最先着を果たしている。
「成長した姿も含め、現状を知ってもらうために(1週前追い切りを)お願いしました。彼は調教もレースも右回りしか乗った経験がなく、左回りでどうなのか。左回りの方が(もたれが)楽だと思うので。そのあたりの感触は掴んでくれたでしょう」
修正を重ねつつ、水曜の最終追い切りはスムーズに加速して5F65秒8―36秒4、1F11秒7。軽快に動いて出走態勢は整った。
東京二千四百は素晴らしいパフォーマンスを見せたオークス、昨年のジャパンCでイクイノックスやリバティアイランドと好勝負を演じたベストといえる舞台。ここで巻き返せるか。