【マイルCS】武豊との好相性は見逃せない オオバンブルマイ飛んでくる

公開日:2024年11月14日 14:00 更新日:2024年11月15日 11:07

 武豊オオバンブルマイに注目だ。

 昨春のアーリントンCで初めてコンビを結成した。ここで一発回答。大外からグイグイと伸びて差し切り、重賞2勝目を挙げた。続くNHKマイルCでも③着と上位争いを演じている。

 その後は秋に豪州へ遠征して、パー騎乗で①着賞金約5億円のゴールデンイーグルを制してアッと言わせた。今春の海外遠征では豪州のドンカスターマイル⑬着、香港のチャンピオンズマイル⑩着と結果を出せず、夏には再び武豊が手綱を取り、キーンランドCで初めて千二に挑戦した。やはり、いい脚を使って、③着と圏内入り。しかし、スプリンターズSは⑪着と敗れてしまった。

 吉村師は「前走は追走で手いっぱい。キーンランドCでは差してこれたけど、さすがにGⅠでは厳しかったです。豊さんも〝マイルの方がいいと思います〟と言ってました」と話す。

 中間はマイルのここに照準を合わせて、放牧を挟んで順調に調整されてきた。先週水曜には武豊がまたがり、Cウッドで3頭併せ。余力たっぷりに6F79秒8―36秒6、1F11秒2をマークして突き放した。そして、今週はスタッフ騎乗で坂路4F53秒5―12秒1で駆け上がっている。

「体が分厚くなり、古馬らしくしっかりしてきましたね。以前は80秒を切る時計は出せなかった。豊さんもいい感触を掴んでくれました」

 スプリンターズSこそ不発だったが、アーリントンC、NHKマイルC、キーンランドCはいずれも目を引く末脚。レジェンドが持ち味をフルに引き出して、飛んでくるシーンがあっていい。

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