木津突撃馬券

【木津の土曜競馬コラム・周防灘特別】

公開日:2022年1月28日 17:00 更新日:2022年1月28日 17:00

ノエル賞を差し切り

 競馬にアクシデントはつきものです。競走直前まで完璧に仕上げたとしても、返し馬で歩様が悪くなったり、ゲートの中で暴れたりで競走除外の憂き目に遭い、レースにたどり着けないこともあります。

 小倉11R・周防灘特別に出走するサニーオーシャンも前走(1月16日の小郡特別)は直前にト…

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1月29日(土)小倉競馬場

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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