木津のジョッキー直撃!

【木津の日曜競馬コラム・有馬記念】

公開日:2019年12月21日 17:00 更新日:2019年12月21日 17:00

 津村は競馬学校卒業時、特に騎乗技術が優秀だった生徒に送られるアイルランド大使特別賞を受賞。将来を嘱望されて04年にデビューした。

 その期待にたがうことなく、年間40~50勝をコンスタントに挙げるジョッキーに成長。関係者からは“当たりの柔らかさは現役騎手の中でも屈指”と高い評価を得…

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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