【京都11R・秋華賞】 オークス馬カムニャックは前哨戦のローズSも快勝。しかも4角で内から寄られる不利があってだから強かった。ただ、これまではすべて直線が長いコースである。京都内回りの二千メートルに替わってどうか。付け入る隙はあるように思える。
本命に期待はエンブロイダリーだ。オークスでは人気を裏切ってしまったが、父がアドマイヤマーズで母の父がクロフネの血統からも距離が長かったようだ。レースでもずっと力んでおり、本来の力が出せなかった。そう、度外視していい。
春のクイーンCでは2番手から楽々と抜け出して2馬身半差をつける快勝。続く桜花賞はスタート直後につまずく不利がありながらも最後はアルマヴェローチェとの追い比べを制して見事に戴冠だ。この2戦の内容はオークス馬と比べても全くヒケを取ることはない。
課題は距離だが、ここで思い出すのは2戦目の内容である。新潟の千八百メートルで7馬身差をつける大楽勝だった。しかも最後は流す余裕で1分45秒5のレコードである。このパフォーマンスができれば克服は十分可能だ。
ルメールも記者会見でこう話していた。
「内回りの二千メートルはちょうど合うと思います。春より落ち着きが出て大人になってるし、パワーアップもしてますからね。チャンスはあります」
ここであらためて3歳最強牝馬を証明する。
出身は京都府舞鶴市。小3から習ってたソロバンでは高3の時に10段位を取得。全国大会に優勝したこともあります。もちろん、競馬には全く興味がありませんでした。
転機は東京に出てからです。大学に入ったものの、覚えたての麻雀にはまってフリー雀荘に足しげく通うことに。そこで知り合ったのがスポーツ紙の競馬本紙を担当されていた方でした(ちなみに現・最高位戦日本プロ麻雀協会の代表ともよく卓を囲んでいました)。
そんなツテもあり競馬記者に。東京で競馬エイトの内勤を8年。今の日刊ゲンダイでは30年ほどです。
現場では坂路調教に19の厩舎を担当。本紙愛読者の元プロ野球選手からは「A評価に注目してる」と言われたこともあり、そこには気を使っています。厩舎では斉藤崇に藤原英、安田隆ら。◎は多くなりますが、自分の中では信頼度は高いと思ってます。




























