鬼才・橘 万券アタック

【橘の日曜競馬コラム・秋華賞】

公開日:2025年10月18日 17:00 更新日:2025年10月20日 09:36

【京都11R・秋華賞】

 エリカエクスプレスで好配当ゲット。

 昨秋のデビュー戦を楽々と逃げ切ると、今年初っパナのフェアリーSでは3番手で進めて3馬身差の圧勝を演じた。ところが、春2冠では結果を残せなかった。

 桜花賞は1枠2番で好発を切ったこともあり、逃げる形。稍重馬場も影響して⑤着と掲示板までだった。オークスは大外18番から他に行く馬もおらず、ハナを切って、残り2F過ぎまで頑張っていたが、最後は失速して⑩着……。

 秋初戦の京成杯AHも好位から伸びを欠いてしまい⑪着。それでも、新馬、フェアリーSの勝ちっぷりからまだ見限りたくはない。

 何よりも今回の調整過程がいい。短期放牧を挟んで、乗り込みはすこぶる順調。先週は馬なりでCウッド6F83秒3―37秒6、1F11秒3。

「今まではCウッドでは我慢が利かなかったけど、初めてしっかりと終始、リズム良く走ってくれました」(杉山晴師)

 そして、今週の坂路では新コンビの“レジェンド”武豊が手綱を取り、4F53秒2―12秒0と加速ラップで駆け上がった。

 休み明けの前回をたたいたことで、ガス抜きができたようで、折り合いがスムーズ。加えて、内、外と両極端だった春2冠とは違い、ど真ん中の5枠10番。ここなら行きたいクチを行かせて好位から楽に運べる。

 武豊は春GⅠ締めくくりの宝塚記念を7番人気のメイショウタバルで3馬身差Vを飾ると、秋初戦のスプリンターズSでもやはり7番人気のジューンブレアで頭差②着。どんな手綱さばきを見せてくれるか、楽しみだ。

【東京11R・ブラジルC】

 本命はフタイテンロック。

 左回りを得意としており、昨秋には3勝クラスからの格上挑戦で中京のシリウスS、東京のこのレースで13、9番人気ながら連続③着。暮れに8番人気の中京・尾頭橋Sでオープン入りを果たした。チャンスは十分。

3連単 ◎軸1頭①着流し=56点

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10月19日(日)東京競馬場

10月19日(日)京都競馬場

橘正信

 予想のスタンスはビッグ配当狙い。取材、データなどをいろいろと取り入れて、波乱ありと踏めば、超大穴にも◎を打っています。
 今でも時折、ファンに話しかけられるのが、92年エリザベス女王杯でアッと言わせたタケノベルベットです。ぶっつけのGⅠ挑戦で、91・3倍のブービー17番人気と全くの人気薄でした。
 それでも、前半戦で3勝を挙げ、チューリップ賞で③着と素質の高さは間違いなし。名伯楽・小林稔師の仕上げも万全ムードです。
 レースはまくりが決まり、②着が○の2番人気メジロカンムリ、③着が▲のニシノフラワー。導入2年目の馬連が7万470円もつけて喜びました。
 ただ、こんなことも。1週前の菊花賞では馬券を大きく踏み込んで惨敗。それで女王杯は控えめに……。
 これからも僕だけでなく、ファンの記憶に残る鬼穴を探していきます。

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