【スプリンターズS】国際レベルに進化したサトノレーヴ春秋制覇なるか
公開日:2025年9月22日 14:00 更新日:2025年9月22日 14:00
昨年の覇者、海外からの刺客に上がり馬と取り巻くライバル勢は強力
今週から秋のGⅠシリーズが開幕する。初戦を飾るのは秋の古馬短距離王決定戦、スプリンターズSだ。フルゲート16頭に対して外国馬1頭を含む17頭がエントリーしている。
注目はサトノレーヴ。GⅠ初挑戦の昨年は⑦着だったが、次走の香港スプリントで③着すると、今春の高松宮記念でGⅠ初勝利を決めた。その後も香港、英国のスプリントGⅠで連続②着。国際レベルのスプリンターに成長した今年は昨年の雪辱を果たすか。同一年の春秋スプリントGⅠ制覇なら18年ファインニードル以来、7年ぶり6頭目の快挙となる。
ライバル勢も強力。まずは昨年の覇者ルガル。その後は思ったほど結果が出ていないが、タイトルを奪取した舞台に戻れば侮れない。史上4頭目の連覇を狙う。
一昨年の勝ち馬ママコチャも参戦。昨年も④着とはいえルガルとの差はわずか0秒1。今年の4戦もすべて馬券圏内と、6歳牝馬でも衰えは感じさせない。展開ひとつで十分チャンスはある。
さらに今年は海外からの刺客も。ラッキースワイネスは香港でGⅠ4勝を含む通算16勝。23年香港スプリントはジャスパークローネやマッドクールを負かしての勝利だった。今年はやや結果が出ていないが、実績的には最上位。10年ウルトラファンタジー以来、15年ぶりの海外馬Vを目指す。
他にもGⅠ未勝利ながら、スプリントGⅠで②着3回③着2回と今度こそビッグタイトルが欲しいナムラクレアに、今年重賞2勝でセントウルS勝ち馬のカンチェンジュンガ、昨年②着で今年の京王杯SCもレコード勝ちのトウシンマカオや、アイビスSDをタイレコードで制したピューロマジックなど、スピード自慢の競演に注目だ。