【七夕賞】充実シルトホルンが初タイトル目指す
公開日:2025年7月10日 14:00 更新日:2025年7月10日 14:00
脚質に幅が出て前走でオープン勝ち
重賞初制覇を狙うシルトホルンに注目だ。
これまでタイトルには手が届いていないが、3歳時にはラジオNIKKEI賞②着、昨年のエプソムCでも③着した実績がある。
前走のジューンSでは道中は中団から、直線は馬場の真ん中に出すと、逃げた②着馬を半馬身とらえて久しぶりの先頭ゴールを飾った。
「いい内容でした。競馬に幅が出てきたことで、いろんなポジションで流れに乗って対応できるようになったのは大きな収穫です」
そう新開師が話すように、以前は先行してこそのタイプ。前記のラジオNIKKEI賞やエプソムCでの好走も、ともに2番手から粘り込んだものだった。
それが、3走前の小倉大賞典はゲートのタイミングが合わず、後方からの競馬で0秒5差⑧着。続くメトロポリタンSでは[9][7][5]から0秒2差⑤着して、前走が5番手からの差し切り。控えて差す競馬が板についてきたから心強い。
中間はここ目標に調整が進められて、直前はウッドの併せ馬で6F83秒7―38秒0。先行した相手に首差遅れてのフィニッシュだったが、全く無理をしなかったもの。自身も1F11秒6をマークしているから問題ない。
「良かったですね。変わりなく順調にきてるし、いい状態で出られます」
オープン勝ちの勢いに乗って迎える今回はコース替わりになるが、「福島は重賞でも好レースしていますし、二千メートルも問題ない。夏場も大丈夫なので、楽しみにしています」。
ここにきて充実期に入ってきた実力馬が、念願のタイトル奪取なるか。