【七夕賞】ドゥラドーレス、楽な手応えで坂路1F11秒9と絶好
公開日:2025年7月9日 14:00 更新日:2025年7月9日 14:00
潜在能力は間違いなく重賞級。だが、これまで脚部不安と闘いながら、GⅠ④着を含めて、重賞は3度の挑戦で③④②着と涙をのんできた。
しかも、前走のGⅢエプソムCはオープン特別を勝ち、満を持して2年半ぶりの重賞に臨んだもの。ところが、稍重でレコードが出た特殊な馬場もあり、上がり最速タイの脚を見せるも、追い込み届かずの②着だった。
今回こそは悲願の重賞タイトルへ――。
中8週とあって、放牧を挟んでから6月14日に帰厩。1週前はウッドで戸崎を乗せて、5F65秒8―37秒0、1F11秒3の好時計をマーク。内を回った分もあるが、ゴールを過ぎてからも脚を伸ばして負荷をかけている。前走時には馬体の緩さを感じたが、今回はそれがなく、至って順調にこれている。
迎えた最終追いは息を整える程度で坂路での併せ馬。スタートから1馬身ほど前を追い掛ける形も折り合いはついて、落ち着いた走りで4F53秒5。終始、楽な手応えのまま、最後は馬なりながらもスッと馬体を併せて1F11秒9でフィニッシュした。
大きなフットワークだが回転力があって、雰囲気はすこぶるいい。馬自体に活気があり、前走以上のデキになっている。