中京では日曜にＧⅢ中京２歳Ｓが行われる。

　昨年まで、同名の特別競走（２０年以降は１２月中京の千二）で行われていたが、今年から小倉２歳Ｓを引き継ぐ形でＧⅢへ昇格。千四へと変更された。

　登録は別掲の１３頭。初代王者候補の筆頭はスターアニスか。母は重賞２勝馬エピセアローム。このレースの前身となる小倉２歳Ｓの勝ち馬だが、娘は行き脚がつかず⑤着だった新馬戦から２戦目で行きっぷりがガラリ一変。二の脚で好位に付けるとあっさり７馬身差をつけた。勝ち時計の１分８秒０も優秀だから、母仔重賞制覇を狙える。

　マイケルバローズは今回と同舞台で新馬戦を制した。こちらは祖母が小倉２歳Ｓ勝ち馬のアルーリングボイス。短距離戦に強く、早期活躍のタイプが多い一族だけに２連勝も十分あっていい。

　パープルガーネットは東京千四の新馬戦でデビュー勝ち。母は新潟２歳Ｓ、ファンタジーＳ②着のコーディエライトでこちらも２歳戦向き。近親がサウスヴィグラスという血筋も魅力。

　ほかにも、小倉千二の新馬戦で２馬身半差快勝のジュジュドール、デビュー戦でスターアニスを負かしたコラルリーフなどにも注目したい。