【2025年にデビューする新種牡馬紹介】③ダノンスマッシュ 香港スプリント父子制覇のロードカナロア〝正統〟後継候補

公開日:2025年6月11日 14:00 更新日:2025年6月11日 14:00

22年種付け頭数146頭

【現役時代成績】

26戦11勝②着3回③着1回(日、香)

●主な勝ち鞍 香港スプリント(20年GⅠ千二百㍍芝)、高松宮記念(21年GⅠ千二百㍍芝)、京王杯スプリングC(20年GⅡ千四百㍍芝)、セントウルS(20年GⅡ千二百㍍芝)、京阪杯(18年GⅢ千二百㍍芝)、シルクロードS(19年GⅢ千二百㍍芝)、キーンランドC(19年GⅢ千二百㍍芝)、オーシャンS(20年GⅢ千二百㍍芝)

スピードはもちろん、パワー型内包でダートをこなす産駒も

 昨年のファーストシーズンサイヤーを獲得したサートゥルナーリアと同じロードカナロアの直子。だが、こちらは母の父がハードスパンでカナロアと同じスピード型だ。

 成績も3歳の春までマイルを中心に使われていたが、夏からスプリント路線に切り替えて素質が開花。5歳の香港スプリントでGⅠ初勝利すると、6歳の高松宮記念も制覇。古馬になり力をつけてきたのもロードカナロアと同じだ。

 ちなみに、日本調教馬で香港スプリントを制したのは、ロードカナロアと本馬の2頭のみ。これだけでもスプリンターとしての質の高さが分かる。

 前記のサートゥルナーリアが中距離寄りのイメージだから、よりカナロアの後継らしいタイプだ。サンデーの血を持っておらず配合相手を選びやすいこともあり、初年度からなかなかの人気を集めている。産駒はもちろんスピード型。芝はもちろん、母系にハードスパン、クリスエスなど、米国パワー型の名が並ぶことからダートもこなす産駒も出てくるか。息の長い活躍をする馬も多そうな印象だ。

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