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【大谷の日曜競馬コラム・安田記念】

公開日:2025年6月7日 17:00 更新日:2025年6月8日 12:01

 年間のイベントと重賞レースを結び付けて覚えている競馬ファンも多いだろう。自分の場合、安田記念といえば固定資産税の支払いだ。

 毎年、何とか馬券で捻出しようとするが、なかなか思い通りにはならない。去年はロマンチックウォリアー様のおかげで助かったが……。今年は絶好調・田中記者と同じ本命。3週連続GⅠ的中よろしくね。

【東京11R・安田記念】 ジュンブロッサムの差し切りを狙う。

 前走のマイラーズCでも◎にしたが、結果は半馬身差②着まで。出遅れに加えて、勝ち馬とはコース取り、直線を向いたときの反応の差があった分、届かなかった。

 それでも、GⅢで⑩着と大たたきした東京新聞杯に比べれば、きっちり変わって地力は示した。これも前走時のコラムで記したように、「気温の上昇とともに成績を上げてくるタイプ」だからだろう。

 これまで掲示板を外した3回はいずれも11~3月の寒い時季。一方、全5勝のうち未勝利戦以外の4勝は6~10月に挙げたものだった。それを思えば梅雨入りを前にして一気に気温が上がってきた今は、ベストシーズンともいえよう。

 昨年の富士Sではソウルラッシュを相手に鮮やかに差し切って、はっきりGⅠが見えた。同じ舞台で暑い時季に行われる今回は、まさに千載一遇のチャンスだ。

 2週前にはCウッドで5F63秒2―35秒2の自己ベストをマーク。さらに1週前には1F10秒9と切れを増した動きを見せて、明らかな上昇カーブを描いている。

 前走は3歳時以来、3年ぶりの騎乗だった鞍上の武豊が、今回は続けて手綱を取るから心強い。さらに、陣営も先々週のオークス、先週の目黒記念と2週連続V。その勢いにも乗って、春のマイル王の座を射止める。

 相手本線は7歳にして驚きの進化を遂げているソウルラッシュ。1F長いかと思われたドバイターフでロマンチックウォリアーに競り勝ったのだから、やはり一目置かざるを得ない。

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6月8日(日)東京競馬場

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大谷剣市

 B型の虎党。父が元専門紙の記者だったこともあり、競馬場デビューはベビーカーに乗っていた頃。本棚に競馬四季報が並ぶ恵まれた家庭環境で育った。アルバイトを経て2000年に入社。03年夏から美浦トレセンに通い始め、担当は堀、相沢、鈴木伸厩舎など。
 予想の基本スタンスは“いかに儲けるか”。当たり馬券を手にするために、取材で得た情報だけでなく、データ、馬場、展開、血統とありとあらゆる手段を駆使。人気馬のアラ探しより、一点突破の強力な武器を持つ伏兵を見つけることに血道を上げている。
 レース部きってのギャンブル好きで、オート、競輪、競艇と見境なく手を出して勝負勘を養っている。ポーカーは海外の大会で入賞経験もある腕前だ。趣味は祭り、プロ野球、相撲、アメフト観戦など多岐にわたる。ゴルフは典型的な下手の横好き。

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