【ダービー1週前】クロワデュノール3頭併せで1F11秒1と順調そのもの
公開日:2025年5月21日 14:00 更新日:2025年5月21日 14:00
3連勝でホープフルSを制したクロワデュノール。無敗での皐月賞制覇とはいかなかったが、終始、厳しいマークにあって難しい競馬になった中でも、いったん先頭のシーンで2歳王者のプライドを感じさせるものだった。その後は短期放牧で心身をリセット。5月8日に栗東に戻ってきた。
先週のCウッド初追い切りでは1F11秒4を馬なりでマーク。そして今週は3頭併せ。直線では外から並びかけて、ラストは反応をみる程度に軽く仕掛けて1F11秒1。落ち着きがあって、大きな走りはこの馬本来のもの。頂点取りへ向けて順調と言えよう。
皐月賞を制覇したミュージアムマイルはレース後、短期放牧でケアをして5月13日に帰厩。今週は新コンビのレーンが騎乗して朝一番にCウッドへ。直線を待って僚馬の内から並びかけて最後は1馬身先着した。時計は6F80秒3―35秒9、1F11秒0。仕掛けての反応速度は上々で、人馬の呼吸があった走り。しっかりといいコンタクトが取れていたのがいい。レーンは「けさは最後に併せる形でフィーリングを確かめる感じ。動きは良かったです。速い脚を持っていて、乗り方はいろいろと考えています。皐月賞でも強い勝ち方をしていましたしね」と。
サトノシャイニングは新コンビの武豊を背にして6F80秒4―35秒9。うまくためが利いていた証拠にラスト1Fは11秒2で併走相手に楽々と1馬身先着で締めた。皐月賞の疲れもケアできており、いい1週前追い切りだった。
エリキングは川田を背にして6F79秒8。負荷をしっかりとかけて最後は併走相手に2馬身先着と活発な動きだった。皐月賞は⑪着に終わったが、高いレベルのデキを維持できている。
皐月賞④着のジョバンニは6F82秒3―36秒7、1F11秒6。馬なりで最後まで余裕たっぷりの走り。最後は追えばまだまだ時計が出ていた余韻十分だった。ここまで順調そのものと言っていいだろう。
ファウストラーゼンはゴールまで併走相手と併せたまま6F85秒3―38秒8、1F11秒8。時計以上に素軽さは感じられたし、うまく疲れも抜けている印象だった。
毎日杯で無傷の3連勝を飾った関東馬ファンダムはウッド3頭併せの真ん中でスタート。道中もリズム良く進み、直線で軽く促されると鋭く反応してグンと伸びた。6F81秒4―36秒1、1F11秒6で2頭に1馬身先着のフィニッシュ。迫力のある走りで状態も上向いてきている。
カラマティアノスはウッドで併せ馬。5F66秒2─36秒7、1F11秒1で1馬身先着した。さらにゴール後にはムチが入って負荷をかけている。このひと追いでグンと上がってくるだろう。