【高松宮記念】エイシンフェンサー勢いあり
公開日:2025年3月27日 14:00 更新日:2025年3月28日 10:59
重賞初挑戦で好内容V
エイシンフェンサーに注目。
昨夏の北海道遠征で②①着と3勝クラスを勝ち上がり、UHB賞では0秒2差④着とオープンにメドを立てた。放牧を挟んだ暮れのタンザナイトSは3角で他馬と接触する不利があり、⑬着と敗退したが、年明けはすぐに軌道修正に成功する。
カーバンクルSではスタートを決めて好位を追走。そのまま手応え良く進め、直線で追い出されると力強く伸びた。首差で押し切り勝ち。1分7秒4と持ち時計もグッと詰めた。
続いてシルクロードSで重賞に初挑戦。ここは行きたい馬たちを行かせて、無理せずに中団で運んだ。そして、直線では外からはじけた。残り100メートルでかわし去り、1馬身半差をつけてタイトル獲得だ。
前2走は41・2倍の11番人気、27・4倍の9番人気と評価は低めだった。それでも、勝ちっぷりはとてもフロックとは思えない。
吉村師は「センスがあって、とにかく競馬が上手ですね。速い時計に対応できたし、洋芝をこなすようにパワーもある。しぶった馬場も歓迎ですよ」と話す。
レース後は放牧で充電して、ここへ。帰厩後は順調に乗り込まれている。先週は川又が手綱を取り、Cウッド7F98秒4―37秒2、1F11秒3で最先着。今週は坂路4F53秒1―12秒1を馬なりで駆け上がった。
「先週にしっかりやったし、今週は上がり重点。予定通りにこられてます。連勝と勢い十分。今の充実ぶりでGⅠレベルでどれだけやれるかだけど、楽しみは持っています」
川又は1勝クラスを制した時から1戦以外は手綱を取り続け、呼吸はピタリ。大舞台でアッと言わせるか。