【アイビスSD】快速ピューロマジック、折り合いピタリ
公開日:2025年7月30日 14:00 更新日:2025年7月30日 14:00
アイビスSD組で活発な動きを見せたのは栗東のピューロマジックだ。
1週前坂路で4F50秒3。ブレのないフォームで一直線に駆け上がって自己ベストを1秒0も短縮し、今週はCウッドで半マイル追い。リードホースの直後で折り合いもピタリ。ラスト1F標から内へ誘導してゴール前は並んでのフィニッシュだった。時計は4F53秒6―37秒7、1F11秒2。ムキにならず自然体で走れているのは好感が持てる。皮膚が薄く筋肉の張りも十分で、心身ともにいい状態にありそう。安田翔師は「疲労を取る時間があったので、海外帰りの影響はありません。1週前が実質の最終追い切り。しっかり負荷をかけて馬をつくりました。けさは馬の後ろに入れて半マイルだけ。姿勢や精神面の乱れもなく、予定通りの時計。上手に走れていましたよ」と納得の表情だった。
坂路ではテイエムスパーダが4F54秒0。仕掛けられたゴール前は肩ムチを入れて1F11秒8。先週、Cウッドで1F11秒1をマークするなど、ここまでしっかり乗り込んできた。小椋師は「前走時に比べると“アレっ!?”と感じましたが、左前を落鉄していました。その影響もあったかも。暑い時季は合いますし、舞台もいい。あとは枠順ですね」。
モズメイメイは坂路4F52秒0―12秒1。攻め駆けするタイプらしく、余裕しゃくしゃくの走りで、酷暑の中3週でも疲れは見られない。前川師は「前走はもう少し実が入っても、という感じでしたが、使って良くなりましたね。中間も予定通りにきています。勝った昨年より1キロ重い点がどうかですが、頑張ってほしい」と。
カルロヴェローチェも中2週ながら坂路4F52秒7とゴールまで軽快そのもの。馬体のつくりもよく、この馬なりにデキを維持している。
3か月ぶりのカフジテトラゴンは先月の帰厩後、順調に乗り込んで今週は坂路4F52秒6。併走相手の3歳馬を楽にかわして半馬身先着。まだまだ手応えには余裕ありで、仕上げは進んでいる。