【本紙が選んだ新年の出来事、珍事トップ3】地方で輝く20歳と57歳のジョッキー
公開日:2025年1月16日 14:00 更新日:2025年1月16日 14:00
今週火曜(14日)、地方の名古屋競馬で塚本征吾騎手が4Rを鮮やかに逃げ切って、地方競馬通算500勝を達成した。
初騎乗が21年4月19日だから、まだキャリアは4年弱の20歳。通算4923戦目だった。
デビューから1367日での500勝達成は、24年10月26日に達成した飛田愛斗騎手(佐賀)の持つ1485日を118日も更新する新記録である。
今年もここまで14勝と絶好調。昨年は209勝で東海エリア(名古屋、笠松)では岡部誠=262勝、渡辺竜也=245勝に次いで3位だった。今年はこの2人を上回ることができるか。
地方全場で塚本と同じ14勝を挙げているのが、園田のジョッキー。昨年夏、JRAから古巣に戻ってきた小牧太だ。
昨年は66勝をマーク。当地のリーディング8位に食い込む活躍を見せた。
園田(姫路も含む)で近年のトップは吉村智だが、暮れに落馬して負傷加療中。それもあって、かつてのトップジョッキーにいい馬が集まっている状況だ。
凄いのは今年の勝率が3割を超えていること。連対率にいたっては5割超えである。
完全にかつての輝きを取り戻した中年の星。いつまでも、この成績を保ってほしいものだ。