ドウデュース、9時に第2の馬生に向けて栗東を後に

公開日:2024年12月25日 09:33 更新日:2024年12月25日 09:42

「3年後にまた子供が出てきます。応援して下さい」(友道調教師)

 種牡馬という第2の馬生へ向けて旅立った。

 本日の午前9時ジャスト。ひと声いなないたドウデュースは担当の前川助手に引かれ、力強い脚取りで馬運車へと乗り込んだ。オーナーの松島正昭氏を始め、友道調教師に主戦の武豊、厩舎スタッフに多くの報道陣に見守られながら。

 きのう、社台スタリオンステーションは同馬のスタッドインを発表。同時に初年度の種付料を1000万円に設定したことを明かした。

 ドウデュースはハーツクライの直仔で、マイルGⅠの朝日杯FSから日本ダービー、有馬記念に天皇賞・秋、ジャパンC。突出した爆発力にスタミナでオールラウンダーぶりを発揮し、また、2歳から4年連続でビッグレースを制した。この息の長い活躍ぶりも種牡馬としての大きな魅力となるだろう。

 先日、松島氏はキーファーズのオフィシャルサロンで「ドウデュースは来年から新しいステージで頑張ってくれると思います。私はいつか、ドウデュースの子どもで武豊ジョッキーを背にパリロンシャンで日の丸を上げるという夢の続きを目標に頑張ります」と記した。

 夢を託す――。ブラッドスポーツの魅力でもある。もちろん、その日がくることをファンも望んでいるはずだ。

 最後に友道師は「3年後にまた子供が出てきます。応援して下さい」と結んだ。27年にデビューする仔たちを待ちたい。

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