レガレイラ
捲土重来へ――。2週前はウッドで6F83秒0―37秒1。1週前が木村厩舎流の長めから7F97秒5―37秒9と負荷のレベルを上げて、順調に乗り込まれている。最終追いはウンブライルを1馬身前に置いてスタート。道中は我慢が利いて、直線は内へ。鞍上がスッと合図を送ると一瞬で追いついて併入の6F82秒2―37秒3、1F11秒0。圧巻の瞬発力を見せつけた。歩様はスムーズで、今回は負荷をかけてもフックラとしているのは好感が持てる。明らかに前走時より状態アップ。万全の態勢で臨めるのは間違いない。
ゴールドエクリプス
帰厩は先月26日と日は浅いが、ここ2週は弾むような動きを見せている。ともにCウッドで田口が手綱を取り、1週前は6F82秒1―37秒2、ラスト1F11秒1。併走相手のチュウワノキセキをかわしてさらに加速した。今週は同じ相手に1秒以上も追走して先着。ゴールを過ぎても余裕があったほど。新コンビの鞍上も「いいイメージで競馬に臨めると思います」だ。
スタニングローズ
今週は坂路でC・デムーロを背に4F53秒7、上がり2F24秒8―12秒2。馬なりで感触を確かめる程度だから時計は目立つものではないが、素軽さ十分。何より前3週続けて坂路で1F11秒台としっかり乗り込まれてきた。間隔はあいたが仕上がりに不安なし。GⅠ馬が復調気配を感じさせる動きである。
ハーパー
府中牝馬Sでは⑮着だったが、中間は馬具を工夫しての調整。先週のCウッドでブリンカー装着すると、ラスト1F11秒1で3頭併せの最先着。効果ありを思わせる動きの良さだ。今週はCウッド半周から坂路4F52秒5、ラスト2F25秒2―12秒7。ブリンカーは装着していなかったが、集中力は十分。前走から確実に上昇している。
ライラック
今週は弟のアドミラルシップを追い掛ける形でスタート。直線で内に潜り込み、徐々に差を詰めてしびれる手応えのまま併入の5F68秒3―38秒5、1F11秒6をマークした。キビキビした動きに「春先と比べたら、かなり具合はいいよ」と見届けた三尾助手は状態面に太鼓判を押す。ひとたたきして上積み十分だ。
結論
◎レガレイラのラスト1F11秒0は水曜の美浦ウッドで最速タイ。直線は“さすが”といった本当にホレボレする素晴らしい推進力、加速力だった。今回は一段踏み込んだ調整ができており、巻き返しが期待できる。
△① ホールネス
△② ライラック
③ ルージュリナージュ
④ コンクシェル
△⑤ モリアーナ
⑥ ピースオブザライフ
◎⑦ レガレイラ
△⑧ シンリョクカ
⑨ キミノナハマリア
⑩ エリカヴィータ
▲⑪ スタニングローズ
△⑫ シンティレーション
⑬ サリエラ
注⑭ ハーパー
○⑮ ゴールドエクリプス
⑯ ラヴェル
⑰ コスタボニータ