【安田記念】ソウルラッシュ フットワーク、バネともに文句なし
公開日:2024年5月29日 14:00 更新日:2024年5月29日 14:00
ついに迎えた完成形成形
昨年12月の香港遠征以来だった4月のマイラーズCを快勝し、その後は短期放牧へ。栗東へは今月7日に戻ってきた。
プール、坂路併用で下地をつくって2週前のCウッド追いはラスト1F10秒7! そして先週も10秒9で併走相手を問題にしない超抜の気配だった。
コースでそれだけ動いていれば、今週はもうやる必要もない。坂路の単走追いで馬なり調整だったが、それでも馬場の真ん中を楽に駆け抜けて、4F53秒1、ラスト2Fは25秒0―12秒1。少しでも追えば11秒台もあったかという脚色の良さだった。
前2週と同様に、フットワークは伸び、そして抜群のバネを感じさせるもので、素晴らしい推進力。恐らくこれがこの馬の完成形と思わせる走りだ。馬体も迫力があってムダ肉はなく、言うことなし。前回でも仕上がっている印象だったが、今回はそれ以上。悲願のGⅠ制覇へ向けて態勢は整った。
〇…「いやぁ、良かったですね」は、手綱を取った岩崎助手の第一声だ。「けさは53(秒)くらいの指示。やり過ぎず、やらな過ぎずでしたが、うなるくらいの行きっぷり。最後は促すまでもなくグッと沈んで、いい反応をしてくれました。最近の中でも一番じゃないですか」と声がはずんでいた。「年齢を重ねて馬に活気が出てきました。トータル的にも高次元にあります。何とかタイトルを」