【オークス】桜花賞馬ステレンボッシュが牝馬3冠に王手をかけるか

公開日:2024年5月13日 14:00 更新日:2024年5月13日 14:00

 先週に続き、今週も東京で牝馬の戦い。日曜は3歳牝馬クラシック第2弾のGⅠオークスが行われる。

 1冠目の桜花賞はステレンボッシュが制し、アスコリピチェーノが続いた。暮れの阪神JFの②①着馬が入れ替わる結果で、2歳GⅠ実績組があらためて強さをみせた。アスコリがNHKマイルC(②着)へ回ったことで3度目の対戦とはならなかったが、ライバル不在とあれば、負けられないところ。

 舞台は芝二千四百メートル。全馬が未知の距離となるが、ステレンは父エピファネイアで母の父はルーラーシップ。むしろ延びて歓迎の血統背景で、管理する国枝厩舎はアパパネ、アーモンドアイの牝馬3冠馬を輩出したノウハウもある。勝って厩舎3頭目の牝馬3冠へ王手をかけるか。

 桜花賞組からは③④着のライトバック、スウィープフィートが逆転を狙う。前者は4角最後方からメンバー最速の上がり3F32秒8で勝ち馬と0秒1差に迫った。後者も直線勝負で0秒2差。前があかずに進路を切り替えるシーンもあったからスムーズなら際どかったか。ともに府中の長い直線を味方につけ、一気に突き抜ける可能性も。さらに、⑧着のクイーンズウォークは川田が当初から「オークス向き」と話す一頭。府中のクイーンC勝ちがある実力馬。侮れない存在だ。

 別路線組では忘れな草賞勝ちで駒を進めてきたタガノエルピーダ。GⅡフローラS勝ちのアドマイヤベル、GⅢフラワーS勝ちのミアネーロなど関東の重賞ウイナーにも注目したい。

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