【NHKマイルC】春の最大目標で能力全開 ロジリオン一発あり
公開日:2024年5月2日 14:00 更新日:2024年5月2日 14:00
ロジリオンが大駆けムード。
昨年の夏にデビューして0秒2差④着、鼻差②着後、秋にきっちりと勝ち上がった。続いて京王杯2歳Sに挑戦した。さすがに8番人気と評価は低かったが、レースは違った。
中団を追走して、直線では前が詰まり、追い出しがワンテンポ遅れながらも、首差②着に追い上げている。レコード決着の中、上がり3F33秒0はメンバー最速だった。
今年は初戦のクロッカスSを6→6→5番手からゴール前で計ったように差し切り、リステッド競走勝ちを収めた。続くファルコンSは0秒6差⑤着。
「前走は見ての通りです。内枠でペースが遅くて包まれ、直線では前がふさがってしまいました」(土谷助手)
脚を余しており、参考外の一戦だ。
レース後は短期放牧を挟み、すこぶる順調に乗り込まれている。先週までコース、坂路で7本の追い切りを消化。今週水曜は戸崎が手綱を取り、ウッド5F67秒3―37秒0、1F11秒4。馬なりで併入して好調子をアピールした。
「いい動きでしたね。だいぶ体ができてきました。以前はケイコのダメージが残る時があったけど、今はそんなことがない。見た目もたくましくなっています」
陣営は春の最大目標をNHKマイルCに決め、左回りに徹したローテーションを組んできた。
「戸崎ジョッキーで勝っているし、1F延長で流れにも乗っていけるでしょう。スムーズなら、このメンバーでもチャンスがあっても」
前走とは違って、能力をフル回転。アッと言わせる場面を期待したい。