【NHKマイルC】データ作戦 6枠より外が7連勝中

公開日:2024年5月2日 14:00 更新日:2024年5月3日 09:50

最内1枠は創設以降でわずか1勝

 3歳マイル王決定戦は枠順の意外な泣き笑いがある。過去10年間の枠順別成績は次の通り。

   ① ② ③ 外 ③着内率
1枠 0 2 1 17・150
2枠 1 2 0 17・150
3枠 0 1 2 17・150
4枠 1 0 1 18・100
5枠 1 3 3 13・350
6枠 3 0 1 15・211
7枠 1 1 0 28・067
8枠 3 1 2 24・200

 最も笑っているのが3勝の6、8枠。7枠は1勝だが、17年アエロリット=8枠、18年ケイアイノーテック=6枠、19年アドマイヤマーズ=8枠、20年ラウダシオン=6枠、21年シュネルマイスター=7枠、22年ダノンスコーピオン=8枠、23年シャンパンカラー=6枠と、ここ7年は外枠から勝ち馬が出ている。

 対して、過去10年で一度も先頭ゴールがないのは1、3枠の2つ。このうち、3枠は創設された96年以降で3勝。12年カレンブラックヒルが最後で、休眠期間は“まだ”11年間だ。

 そんな中、最内1枠は第1回からの27年間でも1勝のみ。02年テレグノシスから実に21年も勝ち星から遠ざかっている。

 この間には上位人気に推されながら敗れた馬たちも。05年は重賞2勝馬ペールギュントが1番人気で④着。15年もニュージーランドT②着から臨んだ1番人気グランシルクが⑤着に終わった。他にも2、3番人気に支持された馬が6頭いたものの、先頭ゴールは果たせていない。

 果たして、今年の有力馬はどの色の帽子になるだろうか。

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