１週前は１Ｆ11秒０、今週は11秒２

嶋田を背にシャープな動きを見せた（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　ＧⅡニュージーランドＴ②着後は在厩で調整。２週前の水曜に出した坂路４Ｆ５４秒９―１２秒５が初時計で、その後も週中はコース、週末は坂路のパターンで時計を積んでいる。

　１週前、４月２４日のウッドでは単走で６Ｆ８２秒９―３６秒０の好時計を軽く仕掛けた程度でマーク。行き出しは少々力むシーンもあったが、鞍上がなだめて直線に向くと、強烈な瞬発力を披露。鞍上が手綱を緩めるとグンと重心を沈ませて、ラスト２Ｆ１１秒６―１１秒０の加速ラップでまとめてきた。

　このひと追いで“ほぼ仕上がった”との判断だろう。けさの最終調整も単走。先週に続いて嶋田（レースは武豊）を背にウッドで５Ｆ６８秒７―３７秒６。しまい重点でもラストは可動域の大きなフットワークで、１Ｆ１１秒２とシャープな伸びを見せた。２週連続でこの動きなら、たたいた上積みは十分とみていい。

　手塚師は「外傷明けだった前走とは中身が全然違う。動き、息遣いともにアップしているよ。今回は奇麗な馬場で決め手を生かしたいですね」。