【マイラーズC】ソウルラッシュ快勝 今度こそGⅠに手が届くか
公開日:2024年4月22日 14:00 更新日:2024年4月22日 14:00
過去の安田記念は⑬⑨着
春の京都開幕週で行われた安田記念の前哨戦マイラーズCを制したのはソウルラッシュだった。
昨秋のマイルCSでは首差の②着。重賞ウイナーが8頭いる組み合わせでも、そのGⅠと同じ舞台なら役者が違っていたということだろう。
落馬負傷の松山から初騎乗の団野へ乗り替わるアクシデントはあったものの、道中は余裕十分に枠なりで外めを追走。勝負どころから早めに押し上げて、ラスト1F標を待たずに先頭へ。主役の取り口で最後はGⅠウイナーの②着セリフォスと接戦にもならない0秒3差をつけていた。
一昨年のマイラーズC制覇時が稍重だったように、渋った馬場には実績があった馬。日曜昼前から降り出した雨で、準メイン前には良馬場から稍重になったように、道悪も味方したかもしれないが、それを差し引いても横綱相撲で強いの一言だった。
これで当然、次のターゲットは安田記念ということになる。
6月といえば梅雨入りしていても不思議ない時季で、道悪の可能性もあるうえに、今のマイル界といえばこの路線を引っ張ってきたソングラインやシュネルマイスターがすでに引退。今年は絶対的な存在がいないうえ、当面のライバル、セリフォスに今回で決定的な差をつけた。あとは昨年のマイルCSで敗れたナミュールだが、この勝ちっぷりをみれば6歳の今シーズンはさらにひと成長しているか。それなら逆転可能なイメージもわいてくる。
3年連続参戦となる本番・安田記念。今年こそは金メダルに手が届いても不思議ではないことを感じさせた勝利でもあった。