【スプリングS】ルカランフィースト末脚炸裂
公開日:2024年3月14日 14:00 更新日:2024年3月14日 14:00
前走Vの舞台で重賞ゲット
ルカランフィーストが勢いをつけて重賞取りに挑む。
昨秋に東京千八でデビュー勝ち。続く京都2歳Sは1秒5差⑬着と大敗したが、これが尾を引くことはなかった。
今年初戦の若竹賞は4枠4番から後方待機策を取った。脚をじっくりとためて、勝負どころでは外を回って猛追を開始。ビシビシと気合が入り、エンジンが点火すると力強く伸びた。まとめてかわし去り、1馬身4分の1差のフィニッシュだ。
上がり3F36秒9はもちろんメンバー最速。2番目の②③着馬を0秒8も上回っていた。
鹿戸師は「2走前はポツンと1頭になって走る気にならずに参考外。もともとハミを取らないところがあり、心配していたけど、前走はエンジンがかかってからはいい伸びを見せた。かなり能力がありそうな勝ち方だったね」と話す。
勝った後は山元トレセンへの放牧を経て、ここを目標に乗り込まれてきた。2月24日に帰厩し、水曜にウッド、日曜に坂路できっちりと時計をマーク。今週水曜は6F84秒3―38秒1、1F11秒4。道中は追走して、いっぱいに追われる相手に馬なりで1馬身半先着した。
「1週前は3頭併せでしっかりとやった。今週も余力十分に先着。ちょうどいい仕上がりになるんじゃないかな」
横山武は初コンビだった前走で能力を引き出した。信頼を深めて臨めるのは心強い。
「前走と同じ中山千八が舞台。メンバーは強くなるけど、頑張ってほしいね」
再度、末脚をフルに発揮。先頭ゴールに期待が膨らむ。