【共同通信杯】ジャンタルマンタル好発進
公開日:2024年2月6日 14:00 更新日:2024年2月6日 14:00
完封劇で無傷の3連勝中
ジャンタルマンタルが始動する。
昨秋は新馬、デイリー杯2歳Sと連勝で重賞ウイナーの仲間入り。それぞれ2馬身半、2馬身差の完封劇だった。
暮れには朝日杯FSに臨んだ。前半は少し行きたがるそぶりを見せたが、うまく折り合いをつけて中団を追走。そのまま手応え良く4角を回った。直線では早々と先頭に躍り出ると、最後までしっかりと脚を伸ばして、激しい②着争いを尻目にゴールイン。今度は1馬身4分の1差だ。
文句なしの3連勝で最優秀2歳牡馬に輝き、今年はここから皐月賞のローテーションとなった。放牧を挟んで1月19日に戻り、すこぶる順調に乗り込まれている。
いつものパターンで坂路2本乗り。2週前には4F52秒8―11秒9をマーク。そして、先週水曜は川田が手綱を取って、4F52秒4―11秒6。ハロー前の力のいる馬場をモノともせずに抜群の切れを見せた。
高野師は「肉体的には何ら問題がない状況。走れる状態にありますよ。ジョッキーからも“能力的な成長も感じる”と言ってもらえました。その力を競馬で上手に発揮できるよう、ひとつひとつを積み重ねていきたいです」と話す。
今回は1F延びて千八になる。とはいえ、デビュー勝ちは京都千八の2歳新馬戦で史上最速だったから心配はいらない。
父のパレスマリスは米ベルモントSの勝ち馬で昨春の天皇賞を制したジャスティンパレスの9つ上にあたる。同じく産駒のノーブルロジャーも今年初っパナのシンザン記念を制した。今年からダーレー・ジャパンで供用されることでより注目が集まっている。
2歳王者がどのような走りを見せるか、楽しみだ。