亀井記者の血統ロックオン

【亀井の土曜競馬コラム・クロッカスS】

公開日:2024年1月26日 17:00 更新日:2024年1月26日 17:12

【東京10R・クロッカスS】 リステッドならダノンマッキンリーの力が違う。

 2連勝で挑んだ前走のGⅠ朝日杯FSは⑧着。スタート直後に隣の馬と接触して、道中は掛かり気味。その分ラストは伸び切れなかったが、勝ち馬とは0秒5差。初のマイル戦だったことを思えば、着順ほど内容は悪くなかった。

 今回はデビューから2連勝を挙げた7F戻り。東京への参戦は初めてとなるが、モーリス産駒は直線の長いコースに強い。父も東京では安田記念、天皇賞・秋と2つのGⅠを制したが、産駒も芝252勝中、最多の49勝を挙げているのが東京コースだ。昨年の東京芝の2歳戦ではエピファネイア産駒(10勝)に次ぐ6勝。連対率・452、③着内率・516のハイアベレージをマークしている。

 加えて、同産駒の3歳世代は東スポ杯2歳Sで重賞勝ちを挙げたシュトラウスや、年明けのジュニアCを制したキャプテンシーなど、質が高いと評判だ。

 その中でも、ダノンは母が英1000ギニー勝ち馬のホームカミングクイーンで、祖母ラグリオンの仔には凱旋門賞など欧州でGⅠ6勝のディラントーマスもいる優秀な母系。母は繁殖としても優秀でダノンの半姉シェイルは愛GⅠモイグレアスタッドSの勝ち馬だ。22年のセレクトセールで2億2000万円(税別)の高値で落札されたのも納得の良血馬である。

 デビュー2戦は②着に0秒2、0秒4差をつける完勝。舞台設定に文句はないし、持てる力を出し切れば、ここではまず負けない。

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1月27日(土)東京競馬場

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亀井辰之介

 競馬好きの父親の影響もあり、子供のころから競馬中継を一緒に観戦。最初は父親が馬券を当てるともらえる臨時の小遣いが目当てだったが(ただし、父は穴党だったため、あまり的中した記憶はない……)、ある日、シンボリルドルフといういかにも強そうな名前の馬が、強く勝つ姿に魅入られたのが競馬ファンになったはじまり。
 その後はテレビゲームの競馬ソフトにどっぷりハマり、今までに遊んできた競馬ゲームは数知れず。その時に競走馬の配合の奥深さを知り、血統に興味を持ったのが今の予想スタイルの根幹か。現在でもたまにゲームをたしなみ、好きだった競走馬の産駒を活躍させることが小さな喜び。
 予想スタイルはもちろん“血統”。各馬の血統を分析。得手、不得手を見極め得意条件に出走する時に狙い撃ち! 好配当を目指します。

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