【東海S】末脚自慢オーロイプラータ 今回は展開がハマる!
公開日:2024年1月18日 14:30 更新日:2024年1月18日 14:30
末脚は重賞でも引けを取らない。オーロイプラータに注目だ。
22年10月の阪神で未勝利脱出から、昨年10月の神無月Sで3勝クラス勝ち。わずか1年足らずでオープン入りを果たした。
武器は展開不問の豪脚にある。ダートで12戦(地方含む)を消化し、そのうち8戦で上がり3F最速をマーク。さらに、うち4戦ではレースの上がりを1秒0以上も上回る脚を繰り出している。
特に近2戦では、末脚に磨きがかかっている。
2走前の神無月Sでは府中の長い直線で末脚を爆発させ、自身初となる36秒台をマークしてV。そしてオープン初戦となった前走・カノープスSでも、再び36秒台の上がりを披露して③着に入って見せた。
京都コースは東京コースに比べて圧倒的に直線が短く、なおかつホームストレッチは平坦と、追い込み勢にとっては苦しいコース形態。さらに4角では外に膨れるロスがあり、ラスト1F地点でもまだ後方5番手だった。〝普通なら〟到底、届かないポジションだが、猛然と追い込んで0秒2まで差を詰めたのだ。勝ち馬が4角5番手、②着が2番手という前残りの展開を考えれば、負けてなお強しと言っていい。展開さえ噛み合えば、勝ち切る能力は十分に秘めている。
その展開がハマるのが今回だ。
メンバーを見渡せば先行押し切りが身上のウィリアムバローズにペプチドナイルと主張するクチが2頭。さらには初ダートで砂をかぶりたくないバビットもクツワを並べ、先行争いは激化するはず。前走以上に差し場が生まれる可能性は高いだろう。
もちろん状態もいい。
中間はCウッド6F追いを4本も消化し、馬体をシェイプアップ、直前には初コンビを組むルメートルを背に坂路4F53秒3─12秒3をマークしてきた。
鞍上が「少しズブい感じはありますが、乗りやすい馬でしたよ。競馬の前に特徴を掴めてよかったです」と言えば、宮本師も「しっかり動けていたね。4歳になって、さらに充実してる感じ。重賞でも」と期待の口ぶりだった。