【東海S】勢い一番ブライアンセンス重賞取り
公開日:2024年1月18日 14:00 更新日:2024年1月18日 14:00
担当者が驚くほど心身ともにパワーアップ
昨秋から充実一途。メンバー中、勢い一番と言っても過言ではないのがブライアンセンスだ。
昨秋に戦線復帰後、③①①着と一気に駆け上がってのオープン入り。勝った2戦はともに上々のレース内容だが、特に前走の花園Sは強かった。
勝負どころでは窮屈なポジションに押し込められて“万事休す”かと思いきや、直線でスペースができると一気に伸びて好時計勝ちを決めたからだ。
これには担当の小原助手も「さすがに厳しいかな、と思ったんですけどね。モレイラマジックもあったんでしょうけど、何より馬自身が強かったですね」と驚きの表情で振り返る。
その理由として小原さんが口にするのが心身の成長だ。
「一戦ごとに増えている馬体重が示す通り、いい筋肉がついて体が大きくなっているし、気持ちも以前はおとなしくて牛みたいなところがあったんですけど、ここにきてピリッとして。競走馬として完成してきたのかもしれませんね」
中間は短期放牧を挟んでさらにパワーアップ。1週前はウッドで5F66秒8―37秒6、1F11秒2の切れを見せ、今週は単走ながらも6F82秒3―36秒7、1F11秒5。馬場の荒れた時間帯を考えれば好タイムと言っていい。
体つきはさらにゴツくなって、フットワークも大きく迫力満点。
「前を見ながらしまいを伸ばす指示でした。ズブい面があると聞いていましたが、だいぶ解消されているとも。確かに反応は良かったです」
そう話すのは追い切りに駆けつけた岩田望。しっかりと好感触を得たようだ。
京都ダート千八百メートルは2戦2勝で、持ち時計の裏付けもある大得意の舞台。一気に重賞タイトルを奪取しても不思議ではない。