【東海S】オメガギネス重賞奪取に視界良好

公開日:2024年1月17日 14:00 更新日:2024年1月17日 14:00

グッと重心を沈めて1F11秒4

 前走のグリーンチャンネルCでは②着以下に3馬身半差をつける圧勝。これでデビュー以来、ダートで4戦3勝と非凡な能力を見せている。

 ただし、明け4歳でまだ4戦しかしていないというのは、裏を返せば、それだけ弱さを抱えているということ。実際、次走に予定していた武蔵野Sは「トモに疲れが出たため」(大和田師)にパスを余儀なくされている。

 幸い大事には至らず、短期放牧を挟んで、ここへ目標を切り替えて調整を進めてきた。

 1週前は前走でも手綱を取った戸崎を背に、ウッドで5F69秒1―38秒9、1F11秒6で3頭併せの最先着。脚取り自体は素軽かったが「全体時計が少し遅かったかも」ということで、日曜に坂路で4F55秒5―12秒5を出した。

 けさも戸崎を背にウッドへ。僚馬オメガキャプテンを5Fで0秒6追いかける形でスタート。道中は鞍上と呼吸を合わせてリズムのいい走り。直線へ向いて内に入るとグッと重心を沈めて加速し、5F66秒7―36秒9、1F11秒4で楽々と併入に持ち込んだ。一息入っているが、体の張り、手先の軽さは臨戦態勢は整っていると見ていい雰囲気。重賞初制覇へ向けて視界は良好だ。

〇…「誘導馬についていってしまいをしっかり伸ばす、理想的な追い切りができました。1週前に比べて軽さが出てきましたね。良くなってきていますよ」と手綱を取った戸崎の感触も上々だ。レパードS以来の重賞挑戦に関しても「最初からいいパフォーマンスを見せていましたが、ここにきて力をつけていますからね」と期待十分の口ぶりだった。

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