ルシフェル古馬GⅠ馬と併入

外はキラーアビリティ（Ｃ）日刊ゲンダイ

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ルシフェル　　　Ａ
　未勝利→萩Ｓと２連勝した後はミニ放牧を挟んでここへ。Ｃウッド追いは３週連続で古馬キラーアビリティとの併せ馬を消化してきた。今週も道中はＧⅠ馬を前に見ながらの追走。徐々にその差を詰めて直線の立ち上がりでスッと並びかけて最後は併入。先輩を上回る手応えで６Ｆ８５秒５―３７秒９、１Ｆ１１秒８を計時した。ボリューム感ある馬体、朝日に照らされて毛ヅヤも素晴らしい。好調そのものと言える。

カルチャーデイ　Ｂ
　前哨戦のファンタジーＳを勝った後も順調で、坂路でしっかり乗り込んできた。今週もいつも通りに坂路調整。３０分ほど経過してやや荒れている中で４Ｆ５５秒２。俊敏さを感じさせたラスト１Ｆは１２秒１なら上々で、追えばまだまだ時計は詰まる印象もあった。前回が１５番人気の低評価だったが、攻め馬の気配からすればフロックではないと思えるもの。手綱を取った酒井は「感触を確かめる感じでしたが、我慢が利き、リズムも良かった。いい最終追い切りができましたね。中間、負荷をかける調整をしても、落ち着いている。いいイメージでレースへ向かえます」。

ラヴァンダ　　　Ｂ
　先の京都開催最終週で未勝利を勝ち上がっての中１週でも、今週は併走追いで坂路４Ｆ５４秒２、ラスト２Ｆ２４秒４―１２秒１。余裕を持って併入した。最後まで軽快さがあったように間隔が詰まった疲れ、反動はない。高いレベルのデキにありそうだ。中村師は「中１週なので、相手に合わせる形で。力強かったですよ。距離はもっと延びていいので舞台は問題ない。抽選を突破してほしい」と前向きだった。

ステレンボッシュＢ
　11月東京の赤松賞を勝った後は放牧を挟んで、美浦から先月２５日に栗東へ。栗東調整は過去に経験値が豊富な国枝厩舎だけにうまく調整されたイメージだ。３日にはＣウッドで流し、今週はルメールが騎乗して６Ｆ８２秒０－３８秒４、１Ｆ１２秒１。息を整える程度の調整で時計は目立たないが、脚さばきに軽さがあったのが何より。馬体のつくりもバランスは良く、さすがは国枝厩舎の仕上げといったところだ。

タガノエルピーダＢ
　１０月に新馬戦を快勝してからは放牧を挟んで先月中旬に栗東へ。そこから坂路で丹念に乗り込んで、今週は４Ｆ５２秒４、ラスト２Ｆ２５秒３―１２秒９。追い出すと併走相手を瞬時にかわす反応の速さが目立ったうえに、パワフルさも感じさせる脚さばきが印象的。新馬当時より気配はグンと上がってきたイメージだ。