【天皇賞・秋】ドウデュース見た目以上の時計が示す脚力の凄さ
公開日:2023年10月25日 14:00 更新日:2023年10月25日 14:00
昨年のダービー馬がここへ向けてしっかり仕上げてきた。
春のドバイ遠征は出走取り消しとなったが、さすがはトップステーブルの友道厩舎。ここまで抜かりのない調整を施してきた。
9月8日の帰厩後は丹念に乗り込んで下地をつくり、先週はCウッドで6F81秒1―36秒2。特にラスト1Fは11秒2と重心が沈んでの加速感は“さすが”。文句なしの走りを披露した。
もうその時点で態勢づくりはできた。だからこそ、今週は坂路で余力残しの調整だ。それでも道中はパワフルさだけでなく、スピードも兼備したフットワークで、伸びも十分にあるから、時計は見た目以上の4F52秒8に。ラスト2Fの個別ラップは12秒1―12秒0だった。これを持ったままで計時するのだから、やはり脚力は凄い。
馬体は引き締まっているうえにバランスも文句なし。ぶっつけでも、これぞGⅠ仕様といった状態になった。
○…坂路モニターで最終追い切りを見届けていた武豊。パートナーのこの動きには笑顔で「いい感じで走っていたね。状態に不安はなさそう」と満足そうな表情だ。さらに「今回は天覧競馬ですから余計に勝ちたい。歴史に残るでしょうからね」と意欲を見せていた。