真ん中からグイッと抜け出したヒップホップソウル（Ｃ）日刊ゲンダイ

拡大する

　ヒップホップソウルは新コンビの横山武を背にウッドで３頭併せ。道中は２番手を追走して、直線は真ん中へ。両隣が気合をつけられていたのに対して、こちらは終始、持ったままで５Ｆ６６秒７―３７秒１、ラスト１Ｆ１１秒３で内に１馬身、外に２馬身先着した。適度な気合乗りで体つきにも太め感はなし。秋初戦から力を出せる状態に仕上がっている。

　グランベルナデットはウッドで５Ｆ６７秒５―３６秒２、１Ｆ１１秒３。見た目以上に速い時計をマークした。「気持ちが乗っているので、単走でやりました。控えるつもりはなかったし、動きも申し分ない」とは見届けた大竹師。５カ月ぶりの影響はなさそうだ。

　モリアーナはウッドで単走。スタンド前から馬場入りして、道中はゆったりしたキャンターで折り合った走り。最後まで持ったまま６Ｆ８３秒５―３７秒８、１Ｆ１１秒６をマークした。先週も長めからの併せ馬でしっかり負荷をかけられていて、乗り込みは十分。パワフルなフットワークで仕上がり良好だ。

　大山ヒルズでリフレッシュのエミューは８月１２日に帰厩。ウッドでの乗り込みは順調だ。２週前に６Ｆ８２秒８で長めから追われて、１週前はしまい重点で１Ｆ１１秒９。テーマに沿った中身の濃いケイコをこなしてきた。けさはウッド単走で５Ｆ６９秒２―３８秒４、１Ｆ１２秒６。ラストに気分良く走らせる微調整の内容だが、それまでにしっかり負荷をかけており、この程度で十分。馬体の張りも良く好仕上がりだ。

　栗東ではキミノナハマリアの気配がいい。前走の札幌・ＨＴＢ賞③着後はミニ放牧へ。帰厩後は坂路で２本の時計を出して、今週はＣウッドで楽走程度の６Ｆ８８秒８―４１秒２、１Ｆ１２秒４。時計は特筆できないが、リズムよく周回して脚さばきは軽い。馬体にボリューム感があるのもいい。