【関屋記念】ディヴィーナ末脚炸裂
公開日:2023年8月8日 14:00 更新日:2023年8月8日 14:00
M・デムーロと相性ピタリ
ディヴィーナに注目だ。
今シーズンは④⑩⑫着と思うような結果が出ていなかったが、2走前のヴィクトリアマイルでガラリ一変。後方待機から直線では“差し切るか”の勢い。ラスト1Fで脚色が鈍って④着でも差はわずか0秒2。この時、マークした上がり3F33秒1とメンバー最速で、ソングライン、ソダシ、スターズオンアースといった名だたるGⅠ馬を凌駕する末脚を使ったから大したもの。
続く前走の中京記念でも末脚が光った。
外差しが利かない馬場状態ながら、長く脚を使ってメンバー2位の上がり3Fをマーク。差し届かずの②着とはいえ、勝ち馬はプレッシャーなく逃げてのもの。展開利がなかったことを思えば、評価していい内容だ。
末脚に確実性が出てきた最大の要因は、M・デムーロとの相性の良さにある。
友道師がこう話す。
「ヴィクトリアMの時はテン乗りだったこともあり、無理やり押さえ込んでいた感じ。それが前走ではスムーズ。ゆったり返し馬に入れたんです。テンションが上がりやすくて乗り難しいですが、この2戦で完全に手の内に入れてくれましたね。いい内容で走ってくれています」
その後はここを目標に調整。暑い時季の中2週でも元気いっぱいだ。
レース1週後の7月30日には坂路で乗り込みを開始しており、8月6日には坂路4F53秒6を馬なりでマーク。ラスト2Fは12秒6―12秒3の加速ラップだ。
「この馬は波が少ないタイプ。ずっと具合自体はいいんですよ。暑さのダメージもないし、問題なくきています」
引き続き左回りのマイル戦で、好相性のM・デムーロが鞍上。さらに状態も◎となれば、好走必至だ。