【マリーンS】ペプチドナイルが連勝でエルムSでも主役に
公開日:2023年7月6日 14:00 更新日:2023年7月6日 14:00
今週の函館競馬は土曜メインにダートのオープン戦、マリーンSが組まれている。
8月6日に札幌で行われる北海道で唯一のダート重賞、GⅢエルムSを占う意味でも興味深い一戦だ。
このレースは過去10年で大沼S出走組が6勝、そのうち3回が大沼Sを勝って、ここへ駒を進めて連勝を決めている。
その点から今年も最も勝利に近いのはペプチドナイルだろう。
大沼Sは強いの一言。
リズム良くハナを切ったまでは良かったが、途中からマクッてくる馬がいて、2番手から。勝負どころで振り切ったかと思えば、内から別馬にすくわれるという息の入らない厳しい流れ。
それでも、最後はあっさり抜け出して②着以下に3馬身差をつける圧勝劇を演じたからだ。
「もともと素質は感じていましたが、ここにきて芯が入ってきた感じ。強かったですね」と担当の斉藤助手が振り返るように、本格化を感じさせるには十分な内容だった。
ハードなレースをしたがダメージはなく、この中間も順調そのもの。
「レースが終わった次の週の木曜日からいつものメニューに。緩めることもなかったですよ」
その言葉通り、今週水曜日の追い切りは今回手綱を取る藤岡佑を背にダートコースで5F70秒8―41秒2、1F13秒1を余裕の手応えでマーク。若干余裕があった体つきも締まって、上積みを感じさせる動きを見せた。
斤量も前走から0・5キロ増程度なら問題なし。ここも勝って、エルムSでも主役を張る。