【2023年にデビューする新種牡馬紹介】⑨アルアイン ディープ直子の中距離型で母系は優秀。成長力も十分
公開日:2023年6月13日 14:00 更新日:2023年6月13日 14:37
20年種付け頭数104頭
【現役時代成績】
20戦5勝②着3回③着2回(日本、香港)
●主な勝ち鞍 皐月賞(17年GⅠ二千㍍芝)、大阪杯(19年GⅠ二千㍍芝)、毎日杯(17年GⅢ千八百㍍芝)
全5勝を二千㍍以下で記録した中距離型。早くから活躍したディープ産駒といえば、古馬になって伸び悩むタイプも多かったが、この馬は別。3歳クラシックを制した同産駒の牡馬では、初めて古馬GⅠ制覇を達成している。ディープ産駒ながら成長力も持ち合わせていたということだろう。産駒も同じく成長力のあるタイプを期待していいのではないか。
母ドバイマジェスティは米GⅠBCフィリー&メアスプリント勝ち馬で米国で12勝。中央デビューした仔は全て勝ち上がり、ダービー馬のシャフリヤールも出しているから繁殖として非常に質が高いのだろう。前記の成長力もこの母系由来とみていい。
実際、アルアイン自身もディープ産駒ながら500㌔超の大型馬で筋肉質。母系の米国血統が前面に出ている印象の馬だった。ディープ×ストームキャットのキズナの産駒にダートをこなす馬が多いように、アルアインの産駒も芝だけなくダートでの活躍馬も出てくるのではないか。