【フローラS】英国生まれの良血馬イングランドアイズ大舞台へ
公開日:2023年4月18日 14:00 更新日:2023年4月18日 14:00
イングランドアイズに注目だ。
母ヌーヴォレコルトは14年春に桜花賞③着→オークス①着。樫の女王に輝いた後も、秋にローズSを勝ち、秋華賞、エリザベス女王杯で連続②着。4歳春には中山記念を制して、秋~暮れにオールカマー、エ女王杯、香港Cで②着。そして、5歳秋には米国遠征のレッドカーペットHと海外のタイトルも手にした。
父はGⅠ4勝のキングマン。英国で生まれた期待の良血馬は昨秋のデビュー戦を5、6番手の競馬で飾った。その後は一息入れて、今年初戦はクイーンCに挑んだ。
ここではスタートで後手を踏んで、道中は中団の後ろからになった。それでも直線では馬群の中からしぶとく脚を伸ばす。首、鼻、半馬身差の④着と重賞でもやれるところを見せた。
この中間は放牧を挟んで調整。4月1日に戻り、順調に仕上げられている。7日に坂路4F52秒3―12秒8、14日には51秒8―12秒2と2週続けて自己ベストを更新。上昇カーブを描いて、トライアルに臨む。
「前走は左回りで器用さに乏しいところを出したけど、慣らしていく意図から再度、東京を経験させます。先々はもっと良くなると思いますが、落ち着きが出て、成長を感じます」(安田翔師)
阪神でのデビューからずっと横山和が手綱を取っている。安田翔厩舎はここまでJRAで113勝をマーク。そのうち横山和は14勝で、父の横山典の15勝に次いで2位と相性がいい。
前走のレースぶりからも距離延長はプラス材料。母の思い出の大舞台にエスコートとなるか。