１番人気ですっきり勝利とはいかなかった。川田ボルドグフーシュだ。

　最後は外から横綱相撲でねじ伏せに行ったが、②着止まり。それでも、「いい前哨戦でした」とステップレースとしては納得の体でもあった。

　ただし、少し気になる“ジンクス”も。

　川田は意外にも長距離重賞には縁がない状態が続いている。有馬記念や天皇賞・春など二千五百メートル以上の距離レンジだとデビュー以来、重賞勝ちは２つのみ。②着や③着はもちろんあるのだが、２０１０年菊花賞ビッグウィークが最後のまま。長距離重賞自体、年間の施行数が少ないとはいえ、今回で４９連敗となった。

　芝の勝率でいえば驚異の・３８０と凄い数字で勝ちまくっている今年もまだ勝てず。天皇賞・春の本番でそのジンクスに終止符を打つことができるのか。果たして。