フリージア賞を逃げ切り（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　ホウオウビスケッツに注目だ。

　奥村武厩舎は今年、好調モード。先週までＪＲＡで１２勝を挙げて、中内田厩舎に１勝差のリーディング２位につけている。全成績は〈１２・６・２・２６〉で、勝率・２６１、連対率・３９１、③着内率・４３５と信頼性大。ノースブリッジでアメリカＪＣＣ勝ちと中身も濃い。

　ここのビスケッツは目下、２連勝中。昨暮れに中山千六のデビュー戦を好スタートから逃げ切ると、今年は距離を延ばして東京二千のフリージア賞に出走した。

　やはりスタートを決めて、すんなりとハナへ。道中は軽快に走り、直線では他馬よりも余裕を持って追い出しを開始した。当然のようにしっかりと脚を伸ばして、全く危なげなく１馬身半差をつけてゴールイン。

「敏感過ぎるところがあって、精神面ではまだまだこれからの馬ですが、今後のために使った二千メートルでも結果を残してくれるのだから、能力はいいモノを持っています。多少恵まれたところはあったけど、突き放す時の脚は速かったですしね」（杉木助手）

　今回は中３週のローテーション。先週日曜に続いて、今週水曜もウッド追い。６Ｆ８３秒５―３７秒８、１Ｆ１１秒２をマークした。

「オーバーワークにならないよう慎重に調整。週末、当週の追い切りで整うと思います。今回は重賞。同型が多く、どのような立ち回りになるかが鍵でも、中山の千八は条件的には前走よりいいと思うので、どこまでやれるか楽しみにしてます」

　無傷の３連勝に期待が膨らむ。