【中山記念】狙いはリピーター?!2年前の勝ち馬ヒシイグアスに注目(ネットオリジナル)
公開日:2023年2月23日 14:00 更新日:2023年2月23日 15:25
中山記念といえば〝リピーター〟の活躍が目立つレースである。
古くはローエングリンが4、8歳時に勝ったり、バランスオブゲーム、カンパニーも2年連続で勝利。近年ではウインブライトも18、19年と連覇を果たした。
今年のメンバーでリピーターなら、2年前の勝ち馬ヒシイグアスだ。
一昨年のこのレースで重賞2勝目。ハイペースの4番手からたたき合いを首差制して、1分44秒9の好タイム勝ちを決めた。
以降はレース後の回復に手間取ったりでなかなか使い込めずにいるが、GⅠで銀メダル2回と地力の高さは示してきた。
一昨年の香港Cでは見せ場十分にラヴズオンリーユーの頭差②着。そして前走の宝塚記念は2分9秒7のレコードVだったタイトルホルダーの②着だった。
自身も2分10秒0の好記録で走破したから、負けて強しの内容でもあった。しかし、その代償も大きかった。
「レース直後は良かったのですが、輸送して美浦に到着した時はひどい熱中症になっていて。生死の境をさまようぐらいでした」(堀師)
結局、休養が長引いてしまい、昨秋は全休することになってしまったのだ。
仕切り直しの今シーズンは1月28日に帰厩。2年前に勝ったゲンのいいレースに向けて、順調に調整が進められた。
「後遺症で足の浮腫みはありますが、カイ食い、健康状態は良く、リフレッシュ感があって気持ちは前向きです」
もともと大型馬でもテッポウは利くタイプ。水曜の追い切りはウッドで5F69秒2秒―39秒1を馬なり。1週前に65秒3―36秒3の好時計をマークしているため控えめだったが、ブランクを感じさせない動きを見せた。
「力を出せる仕上がりで臨めると思います」
勝って再びGⅠ戦線へと向かうか。注目の復帰戦だ。