【日本ダービー】ウオッカの07年以来18年ぶりの300億円超えダービーに
公開日:2025年6月2日 14:00 更新日:2025年6月2日 14:00
クロワデュノールの勝利で幕を閉じたダービー。興行面から見ればJRAとしてもホクホクだったのではないか。
今年のダービーの売り上げは315億4498万1600円にも。これは昨年と比較すると、5・8%増になった。
ダービーの売り上げが300億円を超えたのは久々のこと。直近で見れば07年にあのウオッカが牝馬でダービーを制した年以来。18年ぶりのことになった。
とにかく、馬券がよく売れたのは確かだが、これはダービーに限ったことではない。
GⅠでみると、今年最初のフェブラリーSこそ、前年比で2・3%とわずかながら売り上げが減少したが、その後が凄い。高松宮記念からダービーまで全てのGⅠで前年比増の売り上げが続いているのだ。
出走頭数の違いなど、前年と単純比較はできないまでも、中には皐月賞=22・1%増や、ヴィクトリアマイル=13・5%増など大幅な2ケタ%増もあるほど。
朝一番からがっつり馬券を買うファンだけでなく、普段、競馬をしない人の参加も多いのがGⅠ。近年はライトなファン層が確実に広がってきているという見方もできそう。
今週は安田記念、そして来週の宝塚記念とGⅠは続く。上半期だけでなく下半期のGⅠもファンの財布の紐は緩んでいくのか。果たして――。