【2025年にデビューする新種牡馬紹介】①コントレイル ディープインパクト産駒唯一の3冠馬
公開日:2025年6月4日 14:00 更新日:2025年6月4日 14:23
22年種付け頭数193頭
【現役時代成績】
11戦8勝②着2回③着1回。19年最優秀2歳牡馬、20年最優秀3歳牡馬、21年最優秀4歳以上牡馬
●主な勝ち鞍 ホープフルS(19年GⅠ二千㍍)、皐月賞(20年GⅠ二千㍍)、東京優駿(20年GⅠ二千四百㍍)、菊花賞(20年GⅠ三千㍍)、ジャパンC(21年二千四百㍍)、神戸新聞杯(20年GⅡ二千二百㍍)、東京スポーツ杯2歳S(19年GⅢ千八百㍍)
ディープよりも仕上がり早でダートをこなす産駒も出てくるか
ディープインパクト産駒、唯一の3冠馬。それだけに〝ポストディープ〟の期待も大きくなるが、ディープとの一番の違いは2歳タイトルの有無か。
それだけなくデビュー2戦目の東京スポーツ杯2歳Sもレコード勝ち。祖母フォークロアが米2歳牝馬チャンピオンで、母の父アンブライドルズソングもBCジュヴェナイルの勝ち馬と母系が仕上がり早の血統。ディープ産駒の中でも早くから動けるタイプではあったが、コントレイルの産駒も早い時期からバンバン走ってくるのではないか。
さらにほかのディープ産駒と比べてダート向きのタイプも出やすいか。キズナ、リアルスティールなどディープ直子の種牡馬は意外とダートでの活躍馬を出しており、母系が米国型のコントレイルも十分に期待できる。
現役時代も長距離はベストではないとの声もあり、あまり長い距離向きのタイプは出ないかもしれないが、もともとディープ産駒もはじめは長距離のレースは鬼門と言われてたいたこともあったほど。母系次第でこなす馬も出てくるだろう。ただ、全体的にスピード寄りの産駒が多くなりそうな感じ。
ともあれ、ポストディープ最右翼の存在であることは間違いない。〝3世代での無敗の3冠馬誕生なるか〟など話題性も高く。今年のファーストシーズンサイヤーの首位候補だ。