【安田記念】勝てないNHKマイルC馬 今年はジンクスを破れるか
公開日:2025年6月5日 14:00 更新日:2025年6月6日 10:45
1年間に芝マイルのGⅠは7レースも行われている。2歳チャンプ決定戦の朝日杯フューチュリティS、阪神ジュベナイルFに、3歳の桜花賞、NHKマイルC、そして古馬のヴィクトリアマイル、安田記念、マイルCSだ。この中で東京が舞台なのがNHKマイルC、ヴィクトリアマイル、安田記念だが、このうち実は全く相関関係がないのがNHKマイルCと安田記念である。
これまで安田記念に挑んだNHKマイルC馬の成績はどうだったか。
第1回の覇者である96年のタイキフォーチュンは97年の安田記念で2番人気ながら⑪着だった。
97年の勝ち馬シーキングザパールは翌年の安田記念で4番人気ながら⑩着。また、99年も出走したが③着までだった。
98年のエルコンドルパサーは安田記念には出走していない。以下、安田記念不出走のNHKマイルC勝ち馬は省略する。
99年のシンボリインディは翌年の安田記念で4番人気⑩着。
00年の勝ち馬イーグルカフェは同年の安田記念にもトライしたが、古馬の壁は厚く⑬着。その後も02年⑥着、03年④着、04年⑥着だった。
02年のテレグノシスは翌年の安田記念で⑦着。04年②着、05年⑥着、06年⑨着と、4回も出走しているが、連対までだった。
07年のピンクカメオは翌年、⑮着だった。
08年のディープスカイは翌年の安田記念でウオッカの②着。09年のジョーカプチーノは11年⑤着。11年のグランプリボスは12年から3年連続で出走して②⑩②着。12年カレンブラックヒルも同じく翌年から3年連続の出走で⑭⑨⑦着だった。
14年ミッキーアイルは同年に出走して⑯着。翌年も⑮着。
17年のアエロリットは18、19年と2年連続で首差の②着惜敗。18年ケイアイノーテックは19、20年と⑦⑤着だった。
19年のアドマイヤマーズは翌年、⑥着と掲示板を外した。
20年ラウダシオンは翌年、⑭着。21年のシュネルマイスターは同年にも出走して③着、22年は②着、23年は③着と勝ち切れなかった。
22年のダノンスコーピオンは23、24年と⑬⑮着。そして23年のシャンパンカラーは同年、⑭着に敗れている。
このように両GⅠを制した馬が不思議と一頭もいないNHKマイルCと安田記念。ただ、②着は7回もある。
今年もシャンパンカラーが挑戦。また、24年の勝ち馬ジャンタルマンタルも初めての安田記念参戦となる。両馬はこのイヤなジンクスを覆せるのか、果たして。