2026クラシックへの道

ダノンヒストリー 牡・堀宣行厩舎

公開日:2025年6月7日 17:00 更新日:2025年6月13日 11:08

 今週から始まる2歳新馬戦に合わせ、このコーナーも再開する。昨年クロワデュノールがデビューした東京芝千八は2週目から1週目にスライド。まず取り上げるのは、その日曜東京5R芝千八に出走するこの馬だ。ノーザンファーム空港の杉田佳祐氏に聞いた。

「育成厩舎に入厩してから調教を重ねるにつれて背中や腰回りに筋肉がついて右肩上がりに成長しています。2歳馬ならではのトモのゆるさを残しますが、見栄えのする馬で4月17日に本州に送り出したときの馬体重が500キロ。そのまま堀厩舎に入厩して一度も牧場に戻ることなくデビューするように順調です」

 美浦では坂路で下地をつくると、5月8日からウッド追いを5本。レースで手綱を取るレーンが3週連続で騎乗し、1週前は6F81秒0をマークして1F11秒4でまとめると、今週は2勝クラスを2馬身追走して1F11秒8。馬なりで楽に差を詰め併入なら万全だ。

「半兄ダノンベルーガ(父ハーツクライ)は右トモのケガでデビューが遅れ、走りの左右差がありましたが、この馬は左右のバランスがよく、操縦性もとてもいい。ストライドも大きく、大型馬でも軽快なフットワークをします。エピファネイア産駒の胴伸び体形で中距離型。クラシックが目標になると思います」

 半姉ボンドガール(父ダイワメジャー)も含めてきょうだいはGⅠを勝てないまでも、良績を残す。悲願のGⅠ制覇に向けて注目だ。

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