【安田記念】調教マル得チェック①
公開日:2025年6月4日 14:00 更新日:2025年6月4日 14:00
ソウルラッシュ今まさに絶好調
ソウルラッシュ A
ドバイターフでロマンチックウォリアーを負かした後は4月13日に帰国して、5月13日には栗東へ戻ってきた。先週のCウッド追いは圧巻で、ラスト1Fは10秒5! 確かにケイコ駆けする馬とはいえ、とにかくスピード、パワフルさともに満点だった。さすがにもうやる必要もなく、今週は坂路で馬なり調整。それでも4F52秒3で、ラスト1F11秒8を簡単にマークするのだから、エンジンの強さが分かる。今まさに絶好調だ。
ガイアフォース A
香港遠征から4月29日に帰国し、5月28日に栗東へ。まだ帰厩から日はないが、動きは◎だ。今週は吉村が手綱を取って坂路4F51秒9。特に上がりが素晴らしくラスト2Fは23秒6―11秒5で駆け抜けた。これでも仕掛けた程度で、動きだけなら近走でも一番か。吉村は「動きはとても良かったですよ。テンは14秒から15秒くらいで入ってしまいを伸ばすような指示でした。少し時計は速くなりましたが、全体的に動けていましたよ。操縦性が高く、イメージ通りの馬です」ときっぱり。
ジャンタルマンタルA
昨年のNHKマイルCの覇者で香港帰り。ここでの新たなタイトル奪取へ向けて、坂路でしっかり乗り込んできた。今週も坂路へ入って2本目に4F53秒6、ラスト2F24秒8―11秒7。仕掛けられてからの反応速度、スピードの乗りは半年ぶりとは思えないほど。折り合い面も問題なく、きっちりと仕上げてきた。
エコロヴァルツ B
中山記念ではシックスペンスに鼻差②着。大阪杯でも④着と充実ぶりが目立つが、それは追い切りにも。1週前はCウッドで負荷をかけて1F11秒1と伸び脚が目立っていた。今週は坂路で4F53秒7。これでも余力残しで、追えばまだまだ時計は出ていた余韻も十分。これでもういい。非常に高いレベルのデキにある。
ジュンブロッサム B
マイラーズC②着後はこの大舞台を目標に友道厩舎らしく、中間は丹念な乗り込み。先週も水曜日にはCウッドで1F10秒9、さらに日曜にも坂路で1F12秒3をマークしていた。今週は定番通りに坂路で息を整える程度の4F56秒0。それでもラスト1Fは自然とピッチアップして12秒0で締めた。活気ある動きで前回時より仕上げが進んだ印象。張り、ツヤもいい。友道師は「この中間はしまいを伸ばすような調整をしてきました。けさもサッと伸ばしていい動きでしたよ。前走はようやくいい時の雰囲気で競馬ができた。富士Sのような走りができれば、やれていいと思います」ときっぱり。
ダディーズビビッド B
今週はCウッドの単走追いで調整。馬場に入ると力みがちなこの馬にしてはかなり穏やかな走りだったのがいい。道中はリラックスしており、ラスト1F標で軽く仕掛けてしまいを伸ばして6F83秒4―37秒8、1F11秒5。伸びのあるフットワークで、切れのある動き。馬体のつくりも良く、状態の良さが感じ取れた。千田師は「暑さに弱い馬だけど、朝晩が涼しいから凄くいい状態。けさの動きも良かったけど、向正面のキャンターが良かった。甘くはないだろうけど、前走が59㌔で勝っているし、GⅠでもいいところがないかな」と。
マッドクール B
1週前のCウッドが80秒割れの6F79秒8。ここで負荷をかけており、今週は馬なり調整の坂路4F53秒5。時計以上の素軽さがあって雰囲気はいい。「けさはジョッキー騎乗で、楽に走らせるようなイメージ。予定通りでしたし、いい動きでしたよ。距離に関してはやってみないと分かりませんが、こなせてもいいとは思います。馬場は問わないので、適性を見せて欲しい」とは池添学師。この馬なりに状態は十分に維持している。