【京都記念】ドウデュース反撃態勢
公開日:2023年2月7日 14:00 更新日:2023年2月8日 12:20
日曜の京都記念はGⅠ馬3頭をはじめとする超豪華メンバーが揃った。その中でもひときわ注目を集めるのがドウデュースだ。
2歳時に朝日杯FSを勝つと、昨年のダービーでは年度代表馬となるイクイノックスを完封してみせた。そのパフォーマンスから凱旋門賞でも期待を集めたが、まさかの⑲着に。
友道師はこう振り返る。
「今思えば、フランスではおとなしすぎたかな。初戦のニエル賞は“負けるはずがない”と思っていたぐらいですから。使った後も、そこまで状態が良くならなくて。環境が変わったことで、走る方に気持ちが向いてなかったのかな」
フランスでの2戦はともに重馬場と、かなり過酷な条件だった。これに加えて精神面が整っていなかったとなれば、力を発揮できなくて当然か。
「今年はこの馬で大きいところを」(武豊騎手)
帰国後はジャパンC出走のプランもあったが、万全を期して出走を見送り。ここに照準を合わせて、12月26日に栗東トレセンへと帰厩した。ダービー前と同じようにプールを挟みながら順調に乗り込まれ、1週前のCウッドではパートナーである武豊が調教をつけた。
力を要する馬場だったが、7F96秒6―36秒9の好時計。ラスト1Fは軽く仕掛けられた程度で11秒2とさすがの動きを披露した。
「休み明けの1週前追い切りって感じだけど、相変わらず動きますね。このひと追いで、仕上がってくるでしょう。ドバイを逆算しての調整ですから、ちょうどいいと思います」とは武豊だ。さらに、「今年はこの馬で大きいところを取りたい。ダービー馬としてのメンツがあるからね。楽しみです」と力の入ったコメントも。
強い4歳世代の総大将として、ここは負けられない一戦だ。復権に向けて、白星発進といきたい。