北海道本紙 木津 突撃馬券

【札幌本紙・木津の土曜札幌11R】

公開日:2019年8月9日 17:00 更新日:2019年8月9日 17:00

稲城特別以来の勝利を

 ひとたたきで気配がグンと良くなったワールドヘリテージが本命。

 前走は3カ月半ぶりの実戦。当週の最終追い切りは芝コースで5F68秒1―37秒9、1F12秒3と時計は出たものの、僚馬リンディーホップと併せて1秒以上の遅れと、いかにもブランクを感じさせる動きだった。

 だが、レース…

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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