目黒貴子のアツアツ交遊録

〈100〉記念すべき100人目はこの人、丹内祐次騎手

公開日:2024年5月8日 14:00 更新日:2024年5月8日 14:00

「めぐろさーん、お久しぶりでーす」と少し遠くから手を振ってくれたのは丹内祐次騎手。久々の美浦トレーニングセンターで緊張していた私の心がふっと軽くなる瞬間でした。

 久々も久々。今年3月の訪問はコロナ禍があって、2021年に新しくなった南馬場のスタンドになって初めてだったんですから。「めっちゃしばらくぶりですよね」。すれ違う人みんなが声をかけてくれて心の堅さは少しずつ溶けていき、その中でも丹内騎手からの挨拶はうれしかったなぁ。

 実はちょっと前から丹内騎手については気になっていたんです。「最近、結構乗れてない?」。いつかこのコーナーに登場してもらえないかな。ただ、この日は私と丹内騎手との間には結構な距離があって、大声で出てほしい旨を伝える勇気はありませんでした。そして先日、意を決して電話をしてみると、「はい、いいっすよ」予想通りの軽い返事(笑)。ということで、あらためて美浦トレセンに行ってまいりました。

 きっかけのひとつとして春の福島開催において丹内騎手はリーディングを獲得したことがあります。勝利数は「6」。若手の小林美駒騎手と並びましたが、②着の差でリーディングに輝いたわけです。「まず福島のリーディングおめでとうございます」というと意外な答えが返ってきました。

「いや、本当に惜しいレースが2つあって…。あれを勝てていたら勝利数で並ぶことなく、8勝でみんな納得のリーディングだったんですよ。だからうれしいより、悔しさの方が先に立ちます」。そうなんだ! 悔しいんだ……。

「もうホント1㌢、いや1㍉の差ですよ。勝ったと思ったら負けてた……。本当に悔しいっ」。さらには、「福島最終日のメインレースなんて、メイン、自分の500勝の節目、でリーディング。そこで決められたらめっちゃかっこよかったのに……。ホント、こんな差で負けでした」と指でほんの少しを表しながら本当に悔しそう。

 しかしその次の週、舞台を新潟に変えて土日で4勝と相変わらずの好調ぶり。区切りの500勝も早速、達成させています。

 今回の取材はスタンドの食堂で行ったのですが、取材中にも後輩ジョッキーが……。
(続きは5月15日に更新)

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