【ヴィクトリアマイル】陣営直撃マスクトディーヴァ勢いあり

公開日:2024年5月7日 14:00 更新日:2024年5月7日 14:00

「五分のスタートを切れたら」(辻野師)

 4歳世代の1頭はマスクトディーヴァ。昨秋のローズSをレコード勝ちして、秋華賞では3冠牝馬リバティアイランドに肉薄する②着と好走した素質馬だ。4歳シーズンは東京新聞杯で出遅れて⑥着だったが、前走の阪神牝馬Sで即、巻き返しV。前哨戦を制し、勢いに乗ってのGⅠチャレンジとなる。管理する辻野師に聞いた。

   ◇   ◇   

――2走前の東京新聞杯は出遅れが響きました。
辻野調教師 「マイル戦ということで鞍上(岩田望騎手)も出そうとした分、その緊張感が伝わってしまった感じでオーバーリアクションとなってしまいました。あの形では厳しかったですね」

――放牧を挟み、阪神牝馬Sへと向かいました。
「春の目標はこのヴィクトリアマイル。出遅れの悪いイメージを払拭するために一度、放牧へ出してリセット。いいポジションで運べました。モレイラ騎手も“手綱を落とさなければ、3馬身は離していた”と。強かったと思います」

――前走後も山元トレセンでの放牧を挟んで4月20日に帰厩。1週前はCウッドで3頭併せでした。6F84秒7、3F37秒9―11秒5。印象は。
「中間はローズSから秋華賞のイメージで上げてきました。1週前は心肺機能に負荷をかける追い切りでしたが、動きは良かったですね。我慢させる中で収縮させるテーマでしたが、いい時計、姿勢で走れていましたよ」

――舞台は再度、東京となります。
「ゲート練習では問題ないですからね。あとは祈るだけです(笑)。前走のように五分のスタートを切れたら。昨年はまだ華奢な女の子という感じでしたが、肉付きが良くなってきました。見た目の成長も感じます。GⅠのタイトルを取れる馬だと思っています」

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